用語解説

金属の精錬方法の一つでニッケルや銅の浄化に用いられます。不純物の多い金属を陽極にしてめっきを行うことで、陰極に純度の高い金属が析出します。この処理を行うことで、溶解しない不純物やイオン化傾向の低い金属は沈殿し、イオン化傾向の高い金属は溶解したままになります。水溶液中で行う場合はイオン化傾向が中程度のものしか適用できないですが、卑な金属(アルミ・ナトリウム・カリウムタンタル・ニオブ等)の場合は、不活性雰囲気化で高温で溶解させて電解を行う方法もあります。