用語解説

クラックとは、一般的にひび割れのことです。クロムめっきではめっきの厚みが0.7μm程度に達した際に内部応力によりめっき表面にマイクロクラックが発生し、このマイクロクラックを単にクラックと呼ぶ場合もあります。クロムめっきのマイクロクラックが下地まで貫通した場合、そこから腐食成分が侵入し、下地を腐食することがあります。クラックによる腐食を防ぐためには、母材とクロムめっきの間に中間層としてニッケルめっきを施したり、クラックが発生することのないクラックレスクロムめっきを施すなどの対策が挙げられます。