用語解説

筆めっきとは、めっき液を筆や脱脂綿、布、スポンジなどに吸収させて陽極としてワークの表面を撫でてめっきをする手法です。一般的にめっきを行う際にはめっき槽が必要となりますが、筆めっきの場合、筆具、整流器、めっき処理液のみでめっき加工を施すことが可能です。筆めっきの最大の利点は、槽を使用せずに筆で処理を行うため、部分的なめっき加工ができることです。そのため、めっきの補修の際によく使用されます。