代表的な表面処理加工

表面処理の種類や特徴は非常に多種多様です。最も一般的な表面処理はめっき加工ですが、めっき加工だけでも、電気めっきや無電解めっきなどの表面処理を行う際に電気を使う方法と使わない加工方法があり、さらに、めっき加工の中にも付加する特性によってさらに種類が分かれます。装飾・機能めっきの種類は、耐摩耗性や硬度向上のためにクロムめっき、耐食性・装飾性を向上させるニッケルめっき、ほかにも銅めっき、銀めっき、金めっき、スズめっきなど、多くの種類が存在し、それぞれの加工が装置や機械部品の技術の一部となっています。

表面処理技術の全体像を把握することは、生産設備や機械部品の機能性を向上させることにつながります。下記に表面処理を“湿式法”と“乾式法”に分類したうえで、加工に於ける電気を使用有無や、その他加工方法別に分類し、実際に表面処理加工業の設備(処理工法)別に表にまとめています。

湿式法による表面処理の分類

 

 

乾式法による表面処理の分類

 

高品質の表面処理加工を行うためには、加工毎に専門の設備が必要になり、さらに機械加工や板金加工などによって製作されたワーク(部品)の寸法サイズによっても、表面処理加工の可否の問題があります。設計者は、機械部品の使われる用途と現場を加味した上で、最適な表面処理方法を、最適な協力会社の選定までを考慮することで、品質とコストのトータルバランスを高いレベルで設計できるのです。