当社では、連鋳鋳型の表面コーティング用として、各種のめっきを長年にわたって鋭意研究した結果、従来のニッケルめっきやクロムめっきに比べると、著しく耐久性を増すことのできるニッケル-鉄系の合金めっき(タフアロイR)の開発に成功した。 写真-16および17は、ニッケル-鉄合金めっきの顕微鏡的組織例である。
さらに最近では、耐塩水性に優れているものの、毒性が強い、カドミウムに替るものとして、 スズ-亜鉛めっきの実用試験を行なっている。 スズ-亜鉛めっきのスズめっき、亜鉛めっき、カドミウムめっきと比較した耐食試験結果を、表-3に示した。