Before (改善前)

ロールに傷をつけてしまう原因は数多あります。例として、設備のメンテナンス中に清掃道具をぶつける打痕、ウェブに異物が混入してロールを通過する際に傷を付けるなどがあげられます。ロールを通過する製品に悪影響を与えてしまうような場合には、傷は小さくてもロールを補修する必要があります。クロムめっきがついているロールの場合、通常既存のめっきをすべて剥がして再めっきすることが多いです。ロールの取り外しから、搬送、めっき補修、ロールの再組み込みまで行うと、コストが高くつくだけでなく、納期もかかってしまいます。予備ロールがない場合、補修ロールが治るまで生産がストップするという最悪のケースも発生してしまいます。

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After (改善後)

局部めっき補修は、名前の通り「局所的に」めっきを施工することができる技術です。条件さえ整っていれば、お客様の工場内でも補修工事は可能です。補修できるサイズはおおよそ10円玉程度ではありますが、めっき補修と表面仕上げを含めても2日程度で完了するケースもあります。単納期対応が可能であることもさることながら、めっき補修にかかる費用も抑えることができ、さらにロールの取り付け取り外しの社内工数も低減させることが可能になります。

POINT(要約)

めっきロールに小さな傷を入れてしまった場合、まずは野村鍍金にご連絡ください。傷の状態とロールの材質(鉄・SUS・アルミ?)、また現地工事する現場の環境などを打合せさせていただき、条件がマッチすれば最短2日で工事は完了します。局部めっきが対応困難な場合でも、通常のめっき補修も対応できますのでご安心ください。