Before (改善前)

生産設備を長期間稼働させていると、様々なパートで不具合が発生します。その1つとしてロールの損傷があります。
製品が触れるロールの表面については「めっき」など何らかの表面処理が施されており、表面が悪くなれば再めっきするなどして補修することが可能です。しかし使用環境が厳しい(腐食が強い、熱がかかる、圧力がかかるなど)と、ロール自体を損傷・劣化させ再使用ができない状態になる場合があります(激しい錆、ロールの変形に伴う精度不良、軸の折損など)。
そうなった場合、ロールを新規製作すれば問題は解消されますが「図面がない」場合とても困ります。急なロールの損傷で操業がストップすると生産ロスが発生しますし、また予備ロールがない場合には操業自体できなくなってしまいます。

V

After (改善後)

野村鍍金では図面がなかったとしても、お客様でご使用いただいているロールの運転条件をご開示いただくことでロールの設計をご提案させていただくことが可能です。

ロールを設計させていただくまでの1例をご紹介いたします。

まずは現地へ設計技術者を派遣させていただきロールの外寸スケッチを実施します。その際、ロールの使用状態(錆が発生している、打ち傷があるなど)も確認させてもらいます。その結果をもって、実際に運転されている条件(回転数、使用温度、要求精度、通水ロールである場合は媒体の種類と使用量など)をヒヤリングさせていただき設計に着手します。またロールが損傷するに至った原因が分かった場合には、その対策も盛り込んだうえで設計することも可能です(鉄製のロールをSUS製に変更するなど)。
※使用状況に合わせた設計を心がけてはおりますが、今までご使用いただいていたロールと全く同じ物というわけではありません。

POINT(要約)

長期使用に伴いロールが再使用不可能となった際、ロール製作に必要な図面をお持ちでないお客様は割と多くおられます。

野村鍍金では設計担当者を派遣させていただき、ロールの外寸スケッチと運転条件をヒヤリングさせていただくことで、既設ラインで問題なく使用できるロールの設計・提案が可能です。