Before (改善前)

金属製品を取り扱う場合、金属の腐食によって不良を招く恐れがあります。金属が塩酸等の反応性溶液に触れるもしくは反応性ガスの噴霧環境下に置かれると金属表面が溶解されることにより、腐食が生じます。腐食が進行した場合、金属表面に反応物が生成され面粗度の低下や表面構造の劣化等の不良につながることが考えられます。写真のように金属材料(鉄材料)に塩酸を滴下したところ、瞬時に反応が開始され変色が起こりました。

V

After (改善後)

金属の腐食を防止する方法の一つとしてDLCを提案します。DLCとはダイヤモンドライクカーボンの略称でグラファイト構造とダイヤモンド構造が混在したアモルファスを指します。金属表面にDLCをコーティングすることにより金属が反応性溶液に触れることを防止し、金属の腐食を起こさない効果が得られます。また、耐摩耗性も高く製品の寿命を延ばす効果も期待されます。写真では金属材料同様に塩酸を滴下しましたが気泡発生等の反応は見られず終始安定しておりました。

POINT(要約)

金属製品にDLCを成膜することで耐食性を得ることができます。成膜する際は製品の大きさ、形状によって製品に合わせた治具が必要になります。施工可能サイズや詳細はお問い合わせください。金属製品の耐食性が必要な場合はDLCコーティングを検討項目の一つに加えてみてはいかがでしょうか。