Before (改善前)

 中に水が通ったり、のぞき穴が必要となるようなロールではロール側面にマンホール蓋加工が必要となります。
ロール側面にマンホール蓋加工が必要なロールに於いて、シールガスケットを採用する構造になると使用部品の増加に繋がります。また、シールガスケットなので各穴に対して同じ圧力で加圧しなければガスケットが滑ってしまうこともあり、品質の低下にもつながります。

V

After (改善後)

マンホール蓋ガスケットをシールガスケットからリングガスケットに変更することによって、締め付け時に使用されるボルトが少なくなるため、部品コストを削減することが可能となります。

また、リングガスケットを使用することによってガスケット中心の凸部により固定することが可能となるため、4か所という少ない箇所に対してボルトを締めるだけでもシールガスケットと同様に固定することが可能となります。

POINT(要約)

汎用の部品の中には、部品構造を招致することで加工工程や部品点数削減につながることがあります。上記の事例のようにマンホール蓋ガスケットをシールガスケットからリングガスケットに変更することによって、締め付けボルトの本数が少なくなってもシールガスケットと同様に締め付けを行うことも可能となります。