Before (改善前)

ロール本体の角部は通常R2~5程度が一般的であります。めっき前鉄芯の状態でR形状を旋盤加工にて作成し、その上にめっきをする事で滑らかなR形状を作成する事が可能となります。R部の寸法精度は一般公差内の場合が多くR形状検査も差しで実施しています。

V

After (改善後)

特定ユーザーにおけるロール仕様では、1mm以下のR寸法小さい仕様があります。めっき前鉄芯の状態で形状を作成し、めっきを施工する工法ではめっきによりR形状が多少崩れるため、小さいR形状を作成する事ができません。そこでR部に対してめっきを厚めに施工し、めっき層において円筒研削盤(グラインダー研磨)を使用しR形状を作成する事が可能となりました。この仕様のロールは鉄鋼材料系のロールの他にCFRP製ロールでも製作が可能です。

POINT(要約)

特定ユーザーに対して、小さいR形状が必要なロール仕様の製作が可能となりました。