Before (改善前)

過去からリピート品で実績の多数ある製品については、通常の検査体制で問題ありません。しかしながら、新規製作品や新規加工品となる場合、通常の検査体制では仕様調整不備による検査の見落としや、検査項目の見落とし等のリスクが一段と高まります。これらのリスクを回避するため、当社では出荷認定制度を設けることを検討しました。(出荷認定制度があれば、製作初期から各工程で注意深く確認し、最終検査で通常の検査よりも検査体制は強化されるため、より安定した品質管理体制が作れると考えました。)

V

After (改善後)

出荷認定は、営業、顧客からの立会検査の指示、工場長が必要と定めたものが対象品となります。出荷前の最終検査終了後、営業部門、製造部門、検査部門、品質保証部門の出荷認定実施対象者の内、3部門以上の立会実施で出荷認定を行い、そこで認定されて初めて出荷できる状態となります。

POINT(要約)

出荷認定制度の運用により、不具合品を顧客に出荷するリスクが大幅に減少し、品質管理の安定化に繋がった。