Before (改善前)

工業用のロールやシャフトなどは、基本的に回転させながら使用します。特に長さが長いものについては部分的に「受け」を設けたり、精度・安定性が必要なものについては駆動側とは反対側の軸を受けで固定したりする必要があります。
しかし長期的に使用する中で、回転物側と受け側の両方が摩耗することでガタツキが生じクリアランスが低下します。その隙間に硬い異物が入り込むことで致命的な損傷を発生させてしまい、回転物側と受け側の両方が使用できなくなるなどのトラブルを引き起こす可能性があります。

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After (改善後)

受け側の内面部分に銀めっきを施工することで、多くのメリットが得られます。 1.潤滑性に優れるため、摺動部が滑らかになる               2.銀めっきは比較的柔らかいため、回転物側が摩耗しずらい(寿命延長)  3.もし硬い異物が混入しても、銀めっきに刺さり込むことで大きなトラブルを回避できる

銀めっきが施工できるサイズにも制限はありますが、外径がΦ400~600サイズのものであれば施工は可能です(厚みによっては対応できないものもありますのでご相談ください)。

POINT(要約)

銀めっきは金属の中でも潤滑性に優れています。回転物を受ける側の部品などに施工することで、潤滑性および品質面の向上が期待されます。