Before (改善前)

コンデンサーの抵抗測定用ラインで使用されるプローブ板について連続使用していくと、コンデンサー表面に施工されているスズがプローブ板側に付着していき正確な数値を測定することができなくなる場合があります。
そのため定期的な清掃メンテナンスが必要であり、その時間が生産ロスになります。
スズ付着を防止するために様々な被膜を検討しましたが、抵抗値・耐摩耗性・施工温度の条件をクリアするものがありませんでした。

V

After (改善後)

当社の導電性DLC(タフコンダクターM)を用いることによりスズの付着を防止することができました。カーボンは表面自由エネルギーが低くスズの付着に対して効果があります。結果として清掃メンテナンスの頻度が1/3となり生産効率のUPに貢献することができました。
また、タフコンダクターMは他の導電性DLC被膜と比べて低温(100℃)で施工することができ、体積抵抗1.0×10^-3の低抵抗度での製膜が可能です。

POINT(要約)

タフコンダクターMは導電性DLCの中では低温で施工することができ、密着性が高い、耐摩耗性が高いなど様々なメリットがあります。施工サイズや凹凸形状については検討が必要となりますので、詳しくは当社までお問合せ頂きますようお願い致します。