製品属性(仕様)

付加
特性
耐摩耗性、耐食性、導電性 表面
処理
硬質クロムめっき、ニッケルめっき、銅めっき 他
業界製鉄、他 サイズ
重量
Φ600前後
加工
サービス
再めっき加工 母材

製品画像(様子)

特徴

コンダクターロールは、ロール自体に電気を流して使用するロールです。主にホットコイル(鉄やSUSの薄い板を巻いたもの)にめっきをするために使用されています。コンダクターロールの使用環境は非常に過酷です。コンダクターロールには常に硬い鉄板があたっているため、傷や凹み(偏摩耗)がつきやすい環境にあります。まためっきライン特有の薬品にも触れるため、ロール表面の荒れ(腐食)が発生することもあります。

そこでコンダクターロールの表面には、耐摩耗性がよい硬質クロムめっきが採用されています。硬質クロムめっきは硬度がHv=900相当と非常に硬く耐摩耗性に優れためっきです。その為硬い鉄板が当たっても、傷や摩耗からロールを保護することができるのです。まためっき被膜の厚みを設けることで、ロール本体が腐食することを防ぐ効果もあります。残念ながら、それでも長期間使用することで少しずつダメージは蓄積していきます。あまりダメージを負いすぎると、ロール自体が再使用できなくなる可能性もあります。その為、定期的にクロムめっきを再めっきしてあげることでロール自体の寿命を延ばしてあげることも可能になります。

コンダクターロールの表面粗さ(面粗度)も、非常に重要なファクターです。理由は、搬送するホットコイルにロール表面の粗さが転写する可能性があるからです。その為、硬質クロムめっきの施工前(場合により施工後)には、梨地(サンドブラスト)や適宜研磨機を駆使することで、決められた管理範囲の面粗度に仕上げることが可能となります。

コンダクターロールには耐摩耗性の他に、電気がよく流れる必要があります。その為、硬質クロムめっきの下地として、導電性が良い銅めっきやニッケルめっきなどが採用されています。