製品属性(仕様)
付加 特性 | 耐摩耗性・低回転振れ | 表面 処理 | クロムメッキ |
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業界 | フィルム | サイズ 重量 | φ200~300x6000面長程度 |
加工 サービス | 表面処理 | 母材 | 鉄材 |
製品画像(様子)
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特徴
各種フィルムの原反を必要サイズ幅に切断するラインをスリッターと称します。
フィルムといっても各種多様な種類があり大型の液晶テレビやモニター、小型の携帯電話や端末機やゲーム機など様々な用途向けに生産され、今後もその用途は増えていくと予想します。この各種フィルムの原反は幅広で生産され必要に応じで切断することになりますので、スリッター機には原反フィルム幅以上の面があるロールが必要となります。例えば原反フィルム幅が4000㎜である場合、ロール有効幅を加算して面長が4600㎜必要になります。
現在は搬送スピードの高速化に伴い、真円度・円筒度・ロールの動バランスや回転振れの高精度化が求められ、表面はクロムめっき等で耐摩耗性を向上させています。このようなロールが数本セットとなり1台のマシンとなっており、駆動ロールであるので各ロールが同等の性能である必要があります。この性能を担保するにはロール精度の、円筒度・真円度・動バランス・回転振れ・各ロールの外径ペア差等が正しくなければなりません。このロールの精度を保たなければ、スリッターパートでフィルムにシワが発生したり蛇行による不具合が起こる可能性が高くなります。更にはロールの表面仕上げ状態により搬送中にフィルムにキズを発生させる可能性が有ります。
原反フィルムは日々幅広化を追求されており、今後も搬送ロールもその幅広化に追従しています。ロール面長÷ロール外径(L/D)の数値は大きくなり加工難易度は高くなっています。当社では機械メーカー様のご要望に沿えるよう事前に詳細の打ち合わせを行い、場合によっては試作ロールでのテストも行い、高品質化対応の要求精度にあった表面処理と機械加工を提案させていただきます。