製品属性(仕様)
付加 特性 | 転写性や剥離性 | 表面 処理 | 下地、Niめっき上、Crめっき上など |
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業界 | フィルム、製紙など | サイズ 重量 | MAXφ3800程度×10000L程度 |
加工 サービス | 表面改質 | 母材 | 一般鉄材、SUS、アルミなど |
製品画像(様子)
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特徴
使用されるロールの表面状態は大きく分けて、鏡面(超鏡面、準鏡面)、マット面、溝形状などを有した機械加工面となります。
その中でも今回はマット面に着目して説明致します。
マット面を加工するにはブラスト装置が必要になりますが、当社では鹿沼工場に3台、福山工場に4台保有しており、小径/短尺サイズ~大径/長尺サイズまで対応可能です(全て乾式ブラストタイプとなります)。
ブラスト材は、砂、アルミナ、ガラスビーズの3種類を保有しており、更に各々のブラスト材に対して、粒径が数種類あります。
ブラスト処理の目的は大きく分けて以下の4項目が挙げられます。
①ロール表面に接触するウエブに対して、転写させ、お客様の製品に付加価値を与える。
②ロール表面に接触するウエブに対して、剥離性やグリップ性を付与させる。
③ロール地金に内在する素材欠陥の目潰し。
④めっきやテフロンをより強固に密着させる。(アンカー効果)
特に①の場合は、お客様の使用条件に合わせる必要がありますので、粗度、光沢度、マット面の加工範囲など、事前に確認しておくことが多々あります。
また、ブラストを打つ際の圧力、ノズル距離、パス回数、ロール回転数など様々な要素を組み合わせてマット面を作り込んでいきます。
この先も各種業界で様々な形状のマット面の要望がございますが、お客様のご要望に沿った品質を提供させて頂きます。また新たなマット面の開発もお客様と共にテスト加工から着手し対応させて頂きます。