製品属性(仕様)
付加 特性 | 高硬度・耐摩耗性 | 表面 処理 | Crめっき |
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業界 | 電気・電子 | サイズ 重量 | φ30×150L |
加工 サービス | 製作・表面処理 | 母材 | AL SUS |
製品画像(様子)
特徴
リチウムイオン電池等の2次電池の製作工程で、陽極材・負極材・セパレーターフィルム2枚の合計4枚を重ねて巻き取る捲回(けんかい)工程があり、その工程に用いられる装置が捲回機(けんかいき)と呼ばれ、装置内部には多数のローラーが使われています。この巻き取り工程においてシートのテンションムラやシワ、異物の混入が電池の性能・歩留まりに大きく影響しているのですが、生産性向上の観点から近年、捲回機は益々多機能・高速化していて、内部で使われるローラーも合わせて多機能化を要求されてきています。
この捲回機のローラーには低慣性を目的として軽量なアルミローラーが主流なのですが、耐摩耗性が低く、摩耗で発生したアルミ粉が異物として電池を汚染する事や、陽極・負極・セパレータフィルムに傷を付ける事が問題となります。この対策はCrめっきを表面に処理することが一般的でございますが、更にシワや蛇行の抑制対策や、清掃メンテナンスしやすい処理などの特別な機能性を持った表面形状や表面処理を行う場合も有ります。