製品属性(仕様)

付加
特性
鏡面性 表面
処理
クロムめっき
業界特に指定なし サイズ
重量
50mm×50mm程度
加工
サービス
鏡面磨き 母材鉄系

製品画像(様子)

特徴

鏡面の定義は諸説ありますが、粗さの指標としてRy(旧JIS:最大山高さ)で0.4S以下は表面に曇りなくまさに鏡のような光沢を有します。鏡面加工が必要とされる目的も様々で、装飾性(外観)や機能性(溶融樹脂に転写させないため)などがあります。

日常生活の中でアクシデントはつきものです。せっかくの鏡面加工部分に傷をつけてしまうこともあります。傷の種類は、擦り傷、打痕、腐食(錆)など様々です。
今回ご紹介するのは、そういった傷が発生したものの表面を、職人の手仕上げで元の鏡面の状態に復元する技術です。

とは言って、何でもかんでも元の状態に直せるわけではありませんし、「全く元通り」というわけにもいきません。最低限の条件として、①硬い表面で、➁砥石で磨いた際に鏡面性がえられる、そういった材質である必要があります。

よって1番身近な材料としてクロムめっきがあります。もともとの表面がクロムめっきである場合、薄い擦り傷であればその場で手仕上げで磨き上げることも可能です。もし深めの傷(打痕)などであれば、製品に電気を流すことで局所的にクロムめっきを施工することも可能です(上記写真)。局所的なめっき後にも、職人の手仕上げで鏡面仕上げに仕上げることが可能です(Ry=0.4S以下)。