製品属性(仕様)
付加 特性 | 高精度 | 表面 処理 | 硬質クロムめっき |
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業界 | フィルム・その他 | サイズ 重量 | Φ750×芯間4500L(重量3ton) |
加工 サービス | 高精度研磨 | 母材 | STKM13A,S45C,など |
製品画像(様子)
特徴
近年、光学フィルム及び電池部材やその他のフィルム部材等におきまして薄膜化の傾向にあります。光学フィルムや電池部材の原反に対して、薄膜のコーティングを施す工程がありますが、その際にコーティングのムラを生じさせない為、高精度のロールが必要となります。要求される精度としましては、真円度/円筒度/振れ共に2μmという厳しい精度となります。その厳しい精度を満たす為、当社の三田工場に保有しております超精密円筒研削盤を使用して対応しております。まず、工場コンセプトとしましては、工場内とサーマルチャンバー内で2重の空調空間を作り、サーマルチャンバーの中を高精度に温度管理しております(23℃±0.2℃)。また、インバーター式のクレーン・ホイストを設置、機械基礎に防振溝を設け、その外側からサーマルチャンバーの壁を立ち上げ、加工・検査時に周囲の振動が伝わらない構造としております。次に超精密円筒研削盤の能力としましては、施工可能なロールサイズは、Φ750×芯間4500L(重量3ton)となっております。また、研削液に液温調整機を付けて管理、研削盤には、ロール自動計測装置を装備し、測定センサーは静電容量型のものを採用しております。非接触測定が可能ですので、鏡面ロールの傷入り防止となります。ロール単体で高精度が実現しても、軸受け組立後に振れ精度が狂うことがありますので、それを解消する為に軸受け組込み状態での研磨も可能となっております。蓄積されたノウハウの応用(砥石・研削水の選定、加工条件・加工方法の設定、加工変質層や加工応力について等)、機械加工の知識も有しておりますので、真円度/円筒度/振れの各精度につきましては、これまでの実績として、サブミクロンの精度を達成しております。当社三田工場の見学も可能ですので、お問い合わせ等お待ちしております。