製品属性(仕様)

付加
特性
水濡れ性アップ 表面
処理
クロムめっき
業界印刷 サイズ
重量
φ200x1800
加工
サービス
表面処理 母材SS材・SUS材

製品画像(様子)

特徴

クロムめっきの仕上げは、通常ですと平坦で均一な表面を求められています。
他の仕上げですと、梨地加工・特殊マット加工などが上げられます。
そのような仕上げの中で、使用用途がかなり限定された仕上げ方法としてポーラス処理という手法が有ります。
通常クロムめっきのクラックを如何に小さくするか・クラックレスにするかと検討するのですが、このポーラス処理は、クラックを逆手にとって利用する手法です。
弊社では一般的に、Ry0.4μ以下に仕上げたクロム鏡面ロール表面に有るクラックを化学処理によって大きくする手法を取ります。
クラックの開口部を大きくすることでクラックの中に溶液が入りやすくなります。
溶液が入りやすいと言うことは、クラックの中に溶液が留まりやすくなると言う意味でもあります。
このことにより、通常では溶液を弾きやすいクロムめっき表面が、溶液を留めることの出来る表面となります。
見た目では、撥水性が親水性になったような感じです。
この親水性を利用し、印刷業界では耐摩耗性に加え溶液の持ち運びの出来る表面処理として活躍しています。
塩化性の溶液を使用する環境下ですと、通常の仕上げよりクロムの腐食が早いのが難点となります。