Answer (回答)

ロールにアンバランスが生じていると、回転速度のムラや任意の位置でロールが停止しないなどのトラブルが発生する要因となります。そのために、ロールのアンバランス量の計測と修正が必要となります。

 

アンバランスの修正方法は基本的には2通りの方法があり、一つ目は、ウェイトを取り付ける調整と、二つ目はロール側面に穴をあける調整がございます。

一つ目のウェイトを取り付ける方法では大きくバランスが乱れていても調整が可能ですが、ウェイトを取り付ける場所の確保が必要となります。取り付けるウェイトの量が多いとロール側面からウェイトが飛び出る可能性があり、ワイパー等側面に干渉するようなものがある場合には考慮が必要です。二つ目のロール側面に穴をあけ調整する方法では、ロール強度や側板の肉厚等を十分に考慮して施工を行う必要がございます。穴をあける深さ大きさも限られますので大きく乱れたバランスを修正するのは難しい場合がございます。開けた穴については樹脂や鉛で埋めることが可能ですし、側板などを取り付けることで見栄え良く仕上げることも可能です。