Answer (回答)
当社ではまず、ロールを使用されているエンドユーザ様に対し、対象ロールが取り付いているマシンメーカーに問い合わせしていただくことをお願いしております。しかし、マシンメーカーが廃業された、もしくは図面が残っていない等の事例もございますので、そのような場合は、現物ロールの採寸や表面仕様の確認、使用環境や注意点等のヒアリングをさせていただき、再設計⇒製図⇒鉄心製作⇒表面処理という流れでロールの新作対応をいたします。
ロールの採寸ですが、本体及び軸の直径や長さ、軸のネジや溝について採寸いたします。板厚計を使用して、本体のセル厚みも測定いたします。単管構造では特に前述の流れで鉄心の製図は可能ですが、2重管構造や3重管構造になりますと、使用環境をヒアリングしたうえでどのような内部構造にするかを協議し、鉄心の製図をいたします。
次に表面仕様ですが、主にCrめっき厚みと表面粗度を重点的に測定/確認いたします。測定/確認する箇所ですが、ロールの両端部を選定いたします。ほとんどの場合、ロールの両端部においては、ウェブが搬送/プレス/塗工される範囲外の為、新作時の表面に近い状態にあるからです。
当然ながら、マシンの構成はそのままでロールの性能を向上させる為にロールのみを交換される場合でも設計から対応可能です。
当社では、小径サイズ(φ50㎜程度)から大径サイズ(φ4000㎜程度)、面長が短いサイズ(50㎜程度)から面長が長いサイズ(13000㎜程度)、また、複雑な内部構造のロール、表面仕様に対して施工レベルが高いロール等、様々なロール製作の実績がございますので、今までの蓄積したノウハウを駆使して、より良いものを提供させていただきます。
首記タイトルようなお困りごとが発生した場合は、是非、当社までお声がけください。