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マット系などの特殊な仕様を除く弊社のCrめっきロールの表面加工は、表面の粗いものから細かいものの順にグラインダー研磨仕上げ、バフ研磨仕上げ、鏡面に分類されていて、それぞれ加工に使う研磨材料や加工に使う装置を使い分けています。使う研磨材料や加工条件次第で調整出来ますが、Rmaxや旧JIS規格のRyに相当する粗さで表現するとグラインダー研磨仕上げは~6.3S バフ研磨は~0.4S程度となります。鏡面仕上げは0.4S以下の領域となりますが文字通り鏡の様な反射を得る為には、グラインダー研磨やバフ研磨装置とは違う特殊な方式で磨く必要があります。鏡面加工の中でも社内では~0.2Sを準鏡面、~0.1Sを鏡面、0.1S以下を超鏡面に分類しています。現在社内では更なる鏡面性をもった超超鏡面にチャレンジしていて、その粗さはμmの1/1000、nm(ナノメーター)の領域に突入しています。