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製品をご使用される環境(条件)と製品の母材(鉄・アルミなど)によって変わります。クロムめっきを施工するポイントとして、①梨地形状の維持、②耐食性の向上などが見込めます。製品の上を硬いものが通るような環境では、梨地がつぶれて本来の機能を保てなくなります。このとき、硬い(Hv=800相当)硬質クロムめっきが施工されていれば、梨地形状の変形を抑制することが可能になります。また、製品使用環境が腐食環境であれば、梨地の形状を変形させてしまう可能性があります。ここでもクロムめっきという保護層ができることで、腐食を低減させることも可能になります。しかしクロムめっきはハロゲン系の物質には弱い被膜です。その為、より耐食性を向上させるためには、クロムめっきと下地の間に別途ニッケルめっきを施工することで耐食性を向上させることが可能です。