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樹脂の流動時間を少しでも延ばしたいがラインの運転速度や冷却温度等の操業条件を容易に変更出来ない場合に、キャストロールや金型側に断熱性を持つ材料を使用して緩冷却効果を持たせて冷却時間を延長することができます。断熱材料としては樹脂やセラミックが一般的ですが、機械強度やキズつきやすさ、耐摩耗性の観点から金属皮膜をご要望される場合には、当社の快削めっきが金属被膜の中では熱伝導が低く断熱性に優れていいるため、キャストロールや金型にめっきすることで緩冷却効果が期待できます。快削めっきはもともとバイト切削性(表面彫刻性)が良い皮膜として開発されたものですが、その他の特徴として熱伝導率がチタンやステンレス並に低い上に、mmオーダーで電鋳出来るため被膜厚みによる断熱効果も期待できます。樹脂成型でお困りの場合まずは一度ご相談ください。