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鏡面研磨(バーチカル研磨)とバフ研磨、グラインダー研磨の違いは色々ありますが、まずは研磨の目的で異なります。鏡面研磨とバフ研磨は表面の粗さを細かく、仕上げること=「研磨」を目的としており、グラインダー研磨はロールの機械精度:真円度・円筒度・振れを向上、仕上げることを目的に施工される研磨=「研削」であります。そのため、機械の構造にも違いがあります。グラインダー研磨は凸凹のあるロールをきれいな〇(円)のロールにするために、砥石の位置を基準にし、そこにロールを当てることで、強制的にロールの形を変えていきます。凸の部分から砥石に当たり、いずれ凸部がなくなりきれいな〇になります。一方で、鏡面研磨やバフ研磨は、ある程度機械精度は気にせずに表面の粗さを細かくすることを目的にした機械になっています。そのために、砥石(又はバフ)はロールの形状に倣って上下(又は前後)に動くことが出来ます。多少のうねりやクラウン形状などストレートでないロールに対しても、その形状を崩さずに表面の粗さを向上させることが出来ます。逆に機械精度を向上させることは出来ない研磨となります。
鏡面研磨とバフ研磨についても様々な違いがありますので、そちらについては別のQ&Aで説明させて頂きます。