φ4,000 L13,000を超える超大型ロールの設計・製作

ロールやドラムは、お客様の生産ラインや生産設備の非常に重要な機構部品です。例えば、ロールの径は製品の厚みの調整、長さは製品サイズを決定するため、ロールやドラムは業界や工程によってφ3,000やφ4,000以上、面長は10,000・12,000以上のサイズになることがあります。そして、これだけ大きなロールやドラムの設置は非常に大がかりになるため、ロール本体を長期間使用できる高い耐久性や、製品搬送や形状出しを高精度で行う機能性(耐摩耗性、耐食性、非汚染、離形性、電導性、シール性、鏡面性、親水性、グリップ性、衣装性、軽量性、剛性、低慣性、耐熱性、潤滑性、耐衝撃性、高精度など)も同時に求められます。

「大型機械加工+表面処理.com」を運用する株式会社野村鍍金は1916年の創業以来、社名の“めっき”の通り、長く表面処理の技術を磨いてきました。その中で、ロール表面への機能性の付加だけでなく、大型機械部品の製作にも対応できるように専門の工作機械や検査装置も配備し続け、お客様のご要望に対応してきた結果、今日ではロール製作では径がφ4,000、面長がL13,000にまで対応する技術と設備を有する企業へと成長することができました。この超大型ロール(ドラム)の製作シェアは国内No.1の実績になり、生産ラインの生産能力の増強、製品の機能性の向上をお考えの場合は、お気軽にご相談下さい。

 超大型ロール(ドラム)の製作実績
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< 超大型ロール(ドラム)の製作対応サイズ >
  径 :  ~φ4,000  面長: ~L13,000
超大型ロール(ドラム)の製作においては、鉄芯の製作だけでなく上記サイズに対応したニッケルめっきやクロムめっきなどの表面処理加工にも対応しております。

面長がL13,000の長尺ロールに対応できる表面処理技術

産業用ロールは主に機械装置の搬送工程や、形状出しに使用される機構部品になります。搬送する製品は、鉄・紙・フィルムなど、その種類は多岐にわたり、その対象製品や業界によってロール表面に求められる機能性も変わってきます。面長がL5,000以下の通常のロールであれば、表面処理を行う溶液槽の設備に困ることはありませんが、面長がL10,000を超えるような長尺ロールを浸漬させるためにはそれ以上の溶液槽の設備が必要になります。「大型機械加工+表面処理.com」では最大面長(径のサイズ等によって変更)、クロムめっき:L13,300、ニッケルめっき: L13,300、銅めっき:L5,000まで対応することが可能です。

面長がL13,000を超える長尺ロールへの表面処理対応
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< 長尺ロールへの表面処理対応 例 >
  クロムめっき  : L13,000
    ニッケルめっき : L13,000
  銅めっき    : 
L5,000
表面処理加工が可能な長尺ロールのサイズは、径:φや実施するめっきの種類等によって変更となる場合あります。また、ロールだけでなく、プレート等にも対応しておりのでご不明点はお気軽にご相談ください。

産業用ロールの設計から鉄芯製作、表面処理までを1社で完全対応

産業用ロール(ドラム)はお客様から、ご相談・ご発注をいただくと、[ 設計 ⇒ 鉄芯製作 ⇒ 表面処理 ⇒ 出荷前検査 ]の流れになります。上記の鉄芯製作工程では、φ4,000の大型ロールの製作に対応するために、大型専門の工作機械、回転のバランスを測定・確認する大型のバランシングマシンなどが必要になり、また、表面処理工程でも同等の大型のめっき槽や重量物を吊る設備が必要です。「大型機械加工+表面処理.com」を運用する野村鍍金では、産業用のロール製作に特化した設備を配備しており、上記工程をすべて内製にて対応することができ、お客様はご窓口から各工程の立会い・最終責任の所在等々、安心してご相談いただけます。

超大型ロールの鉄芯製作の流れ
 産業用ロール(ドラム)の [ 鉄芯製作 ]は、金属材料・板巻に旋盤加工を行い、まずロールを製作します。そのロールに別で製作した軸やフランジを組み付けた後(ここで軸を中心に回転するロールになる)、回転のバランスを測定・調整、その後研削加工によって、産業用ロール(ドラム)が完成となります。「大型機械加工+表面処理.com」では、大小問わず様々なロール製作が可能です。
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超大型ロールへ表面処理の流れ
 鉄芯製作の後、超大型ロール(ドラム)がお客様の生産現場の環境下で耐久性や耐摩耗性などの特性を長期間保持するために、ロール表面に表面処理を行います。この表面処理工程では、超大型ロール(ドラム)をめっき処理や研磨を行うための大型の水槽が必要になり、「大型機械加工+表面処理.com」がお客様からご依頼をいただく要因の一つとなっています。
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