表面処理の現地補修サービス

機械部品に施されている表面処理部分の破損や欠損により修理が必要になったとしても、その機械部品が生産ラインの重要な機能を果たしている場合は、簡単に修理することはできません。生産ラインがストップすることでその間の生産活動が行われないため、大きな機会損失になります。特に大型ロールや大型プレートなど、取付・取外しだけでも多くの人員と工数がかかる機械部品は、短いライン停止時間で、製造元へ送り返して修理を行うことは時間的に難しくなっています。かと言っても、径がφ3,000を越える大型ロールや、面長がL10,000を越える長尺ロールの予備品を持つには費用やコスト面で簡単ではありません。
このようなケースで、お客様の生産ラインの稼働に極力影響を与えないサービスが、「表面処理加工の現地修理サービス 」です。高い技術を持った専門サービス部隊によって、お客様の機械部品を取り外すことなく(一部例外あり)現地で表面処理の特性を補修いたします。お客様は、製品を生産ラインから取り外す手間や製造元へ送り返す時間を削減できるだけでなく、生産ラインの停止時間を少なくすることで生産性の向上を実現することができます。

< 「大型機械加工+表面処理.com」の表面処理加工の現地修理対応 >
  クロムめっき  :  肉盛りめっき
  ニッケルめっき :  筆めっき
  銅めっき      :  筆めっき

表面処理加工が可能な長尺ロールのサイズは、径:φや実施するめっきの種類等によって、変更となることがございます。また、ロールだけでなく、プレート等にも対応しており、まずはご相談ください。

筆めっきによる表面処理の現地補修サービス

筆めっきはロールやプレート表面のめっき膜が何らかの要因で剥がれた個所を補修する方法です。この補修方法の特徴として、部分的なめっきが可能な点や機械部品を装置から取り外すことなく元の表面処理の特性(耐摩耗性や耐食性)を再び付加できる点があります。筆めっきと言っても、めっき溶液をしみこませた筆によって該当箇所をなでるだけでなく、リード線などによって筆側にプラスの電極、対象機械部品側にマイナスの電極によって、現場にて電気を流しためっきを行います。筆めっきには専用の筆を使用し、表面の仕上がりは職人の技術力が大きく影響します。お客様の機械部品の表面処理の現地修理は、「大型機械加工+表面処理.com」の専門技術員に是非、お任せください。

「大型機械加工+表面処理.comの筆めっきによる現地修理サービス

上記写真は筆めっきのイメージ図になります。

肉盛りめっきによる表面処理の現地補修サービス

表面処理の現地補修として、欠損箇所に行う肉盛りめっき(マスめっき)があります。肉盛りめっきは、溶射などよりも現地で行うための設備や装置が簡易であることが特徴として挙げられ、コスト面やその補修スピードが早くなっています。クロムめっきを補修する際に用いられることが多くなっています。

「大型機械加工+表面処理.comの肉盛りめっきによる現地修理サービス