高親水性クロムめっき | 特徴

 大型ロールへの機能付加表面処理技術として、高親水性のクロムめっき技術を有しています。高親水性クロムめっきの接触角は10°であり、親水性が高いとされているポーラスクロムめっきの約3倍の親水性を確保することができます。また、高親水性クロムめっきのロール施工最大寸法は直径でφ400、全長L4,000といった大型ロール・長尺のロールへの施工も可能です。
 また、R-62クロムめっきの皮膜を利用した高親水性クロムめっきは梨地粗さがRz≒7μmと非常に細かいため、めっき施工のみで梨地表面を実現することができます。

ポイント①

接触角10°の高親水性を確保

ポイント②

梨時表面の表面粗さはRz≒7μmを実現

ポイント③

高親水性R-62クロムめっきはビッカース硬さ1,100Hvの高硬度

高親水性クロムめっき | 特徴②

 高親水性クロムめっきを施した大型ロールは、高い親水性を持っています。また、マイクロクラックが緻密で耐食性にも優れためっきです。
 高親水性クロムめっきには多層めっきを施すことが可能であるので、下層へサージェントクロムめっきなどを施工することで更なる耐食性向上を実現させることができます。また、高親水性クロムめっきはビッカース硬さ1,100Hvの高硬度を有しているため、耐傷性にも非常に優れています。

高親水性クロムメッキ(接触角10°) ポーラスクロムメッキ(接触角30°) サージェントメッキ(接触角70°)